Chromebook C302CAに、chrxを使用してubuntuをインストールする
前回、chrxを使用してGalliumOSをインストールしてみましたが、色々と思うように動かない部分もありました。 試しにubuntuをインストールしてみたらところ、なかなかいい感じに動作したので、インストール方法を記録しておきます
参考にしたサイト
ChromebookにGalliumOSをインストールする方法
GalliumOS on Chromebook Flip C302CA (1) - appriver’s diary
Ubuntu 16.04 LTS のキーボードを日本語 (JIS) に変更する - CUBE SUGAR CONTAINER
事前準備
前回の記事で事前準備を行っていれば今回は不要です。 まだ行っていない場合は前回の記事を参考に事前準備を行います。
事前準備が完了していれば、下記の操作を行って、Ubuntuをインストールします
Ubuntuのインストール手順
コンソール画面を開く
Chromebookを起動してログイン画面で[Ctrl]+[Alt]+[→(進む)]キーを押して、コンソール画面を開く
コンソール画面が開いたら、「chronos」と入力してログインをする
Ubuntuのインストール
下記のコマンドを実行する
$ curl -Os https://chrx.org/go && sh go -d ubuntu -H ホスト名 -U ユーザ名
ダウンロードとインストールが実行される。20分くらい
インストールが完了したメッセージが表示されたら、[Enter]を押して再起動する
Ubuntuの起動
起動直後のOSの確認画面にて、[Ctrl]+[L]を入力してUbuntuを起動する
ログイン画面が表示されたら、インストール時に設定したユーザ名と、ユーザ名と同様のパスワードを入力してログインする
ここでうまく起動しない場合は、上記のインストール手順を再度繰り返す
Ubuntuを日本語化する
以下のコマンドを実行する
$ sudo apt-get install language-pack-ja $ sudo apt-get install ibus-mozc $ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
インストールが終わったら、左下のメニューから「Language Support」を開き、残りの日本語パックをインストールする
インストールが完了したら再起動して適応させる
IMEにMozcを設定する
Menu > Settings > Region & Language > Input Sources
"+"ボタンを押して、 Japanese > Japanese (Mozc)
を選択する
Englishを選択して"-"ボタンを押して削除する
キーボードの配列をJISにする
インストールしたままだと、キーボードがUS配列として認識されるため、以下のコマンドを入力してJIS配列に設定し直す
$ sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration Generic 104-key > 日本語 > 日本語 > The default for the keyboard layout > No compose key
再起動してもキーボードがUSに戻らないようにする
上記の設定のみだと再起動したときにキーボードがUS設定に戻ってしまうので、再起動してもJISキーボードとして認識するようにする
参考:Ubuntu日本語フォーラム / キーボードレイアウトを設定してもすぐに戻ってしまう
/usr/share/ibus/component/mozc.xml
<layout>○○<layout>
→<layout>jp</layout>
/etc/default/keyboard
XKBMODEL=◯◯
→XKBMODEL="pc105"
XKBLAYOUT=◯◯
→XKBLAYOUT="jp,jp"
パスワードを変更する
初期のパスワードではユーザ名とパスワードが同じなので、変更する
以下を編集する
Menu > Settings > Details > Users > Password
タイムゾーンを設定する
Menu > Settings > Details > Date & Time > Time Zone > JST (Tokyo, Japan)
ほぼセットアップ完了
上記の手順で、一通り使える状態になるはず。 抜けている手順などありましたら、随時追記していきます。